少年シニア 55歳から味わう国語

50半ばから人生を味わうために国語力アップを目指す記録・顛末

頭がいい人と言われる文章の書き方   (小泉十三と日本語倶楽部)より

「頭がいい人」と言われる文章の書き方──文章のうまい、ヘタはここで差がつく! (KAWADE夢新書)    著者 小泉十三と日本語倶楽部 2005年4月刊 河出書房新社

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 「文は人なり」という恐ろしい言葉があります。文を読めば書き手の人柄がわかると言うのです。更に怖いことを言う人が・・。「書き手のの頭の良し悪しもわかる」。よって、多くの企業は採用試験に今も小論文という手段を使っています。でもそう考えると書くのが怖くなって、書く回数を減らしてしまう。そうすると更に文が下手になる。この負のスパイラルを避けるためにも、あまり細かなことは気にせず書きまくればそのうち多少は上手くなるだろう。私はそう開き直ってこのブログを綴ってました。

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でもね・・・ やはりこんなタイトルの本を見つけると手に取ってしまう凡人の哀しさ。頭がいい悪いは別にして、読み手の時間を浪費させぬためにも、魅力的なわかりやすい文を書く努力を避けてはならぬと思い直し、この本を熟読玩味いたしました。

               

本書を読んで、なるほど!と思ったことを以下に列挙します。

自分がわからないことは書かない。わかっていることこそ、ていねいに書く

 わからないことを書かないのは当然として、わかっていることはどうしても皆も知っているだろうとか思い込んで端折ってしまう場合が多いですね。よく「既にご存知の通り」ではじまる文章や、専門用語やわざと横文字を使ったりしている文章をみるとうんざりします。

エピソードで話を膨らませる

 エピソードで表現してくれると書き手の意図が伝わりやすくなる。「私はかなりの慌て者なのだが」と書かれるより、「今朝、起床して眼鏡がなくなったと騒いでいたら、昨晩額に眼鏡をあげて寝ていたのを忘れていた」と書かれた方が慌て者ぶりがよく伝わったりします。

小論文は警句や名セリフから書き出すのも手。

 今回「文は人なり」という言葉でスタートしたのは、これを読んだから。どんなもんでしょう?

受け身の文章はわかりにくく説得力がない。

 なぜわかりにくいかというと主語が誰かがわかりにくいからという事。書いたことに自信がないときなど、私は〜と言いづらく、「〜と思われる」などとぼかしてしまうことがよくあるので注意しよう。

主語と述語は遠ざけない。修飾語と修飾される言葉は離さない

 まず一文を短くすることを心がければ幾分かは解決できそう・・・かな。

三割長く書いて上手に刈り込む。チビチビ削らず、ばっさり削る。他人の文章を削ってみる。

 三割削るって結構勇気がいります。だからそんな時は、センテンスごとばっさり切った方がすっきりする場合が多いですね。

●小説の読みどころの紹介文を書いてみる。

 小説に限らずスピーチや映画なんかでも試してみる価値がありそうです。話す場合は、要約して話さねばという気持ちが働くのに、書く場合は、目の前に人がいない気楽さからか要約せず長々と書く場合が多いのは確か。

 さあ、今後の執筆に活かすぞー。