少年シニア 55歳から味わう国語

50半ばから人生を味わうために国語力アップを目指す記録・顛末

智者に学ぶ読書術               (荒俣宏 喰らう読書術から)

喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)

 

 

 使用教材】喰らう読書術 著者 荒俣宏   2014年6月9日発行 ワニブックス

 五十をすぎた頃から、今後の人生で一番重要なのは好奇心だと確信するようになり ました。逆に言えば、好奇心さえあれば何とか人生の最終章を楽しく過ごせるのではないかという思いに至ったのです。年上の人をみていて「いいな」と思う人は、概ね遊び心と好奇心をもたれています。なので博物学を中心に幅広い分野で執筆活動をされている荒俣宏さんの好奇心溢れる生き方に強く憧れています。

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  そしてその好奇心の栄養源になっているのが読書です。荒俣さんにとって読書は、生きるために欠かせない毎日の食事と同じ位置づけなのです。だから本は読むものではなく喰らうものであると主張します。そして読書とは知のジャングルを冒険するという危険な行為であることを認識し、自分で装備を整え出発せよと心構えを説くのです。まずは何でもよいから気軽に読んでみよう的なライトな感覚はありません。ある意味ど真剣なのです。以下、個人的に参考になった荒俣流読書術と所感を列挙します。

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 ★世界の見方を一変させる「目から鱗」の本を探す。

    今私にとっての「目から鱗本」は、自然科学(とりわけ生命科学)と日本語関連の本です。読むごとに新たな発見があり、既成概念を打ち砕いてくれる本は、ありがたい存在です。

★いま読んでる本が次に読む本を自然に決めてくれるような読み方をする

 読んで得た知識をさらに発展深化させていくのは、読書の醍醐味と思います。その過程で体系的な知識の習得に結びつく場合がありますし、仮に体系的な知識への積み上げができなくても、それはそれでどんなところに自分を連れていってくれるか的な面白さもあると思います。

★ 本は買え。それだけ真剣に読みたくなる

 これは正直できていません。図書館での読書の方がはかどる、蔵書自体も豊かにある 経済的な問題がある等今後も図書館を中心とした読書にはなろうかと思います。但しいつも身近な場所に飾っておきたい本があるのも事実なので、こうした本と出合ったときには躊躇せず買おうと思います。(ちなみにこの喰らう読書術は書店で購入しました((-_-;)

★ 自分がいつも知りたいと思っているテーマを確立しておく。

 テーマがあると確かに本が見つけやすくなります。私の今のテーマは「生命」「日本語」です。

★「起源・現在・未来」の時間感覚を養うように読む。

  紙の本はデジタルの媒体よりも時系列的に知識を習得するのに適している気がします。ピンポイントの知識や情報はデジタルの方に分があるかも。いずれにしても双方の良さと自分との相性を考え、使い分けてうまく活用したいと思います。

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  さてこんな荒俣さんのど真剣流読書術ですが、冒頭に「そんなに毎日本を読んで自身はどんな偉い人間になったのだ」という想定疑問にこのようにスパッツと答えます。

  正直にはっきり申します。聖人にも、悪人にも、また偉い物識りにもなれません。ただ一つ、メリットといえば、人生に退屈せずに済んだことです。

見事な回答だと思います。嘘偽りのない誠実な回答だと思います。「退屈しないで生きる」というのは、すごく大変なことであり人生にとって極めて重要だと私は思うのです。人間は結構退屈しやすい動物ですから。特に人生の最終章ではその意味は大きく深いのではないでしょうか。今後も目から鱗の本を日々喰らって退屈のない人生を歩んでいきます!

 

【追伸】自然科学を中心として「少年シニア55歳から学ぶ理科」も開設しています。よろしければご覧下さい →  少年シニア 55歳から学ぶ理科